FXを始めたばかりの初心者など
次のような悩みをお持ちの方におすすめの記事です。
- FXでデイトレードしたいけど勝ち方がわからない
- 買ったとたん下がり、売ったら上がるんだよね…
- 取引の定石（セオリー）・手法が知りたい…
その気持ちわかります！
恐らく行き当たりばったりの思い付きで取引してますよね…？
イマイチ掴みどころがなくてもがき苦しむ。。
…私も初心者の時そうでした。。
なんとなく取引して勝てることもありますが、
それは偶然で「ギャンブル」と同じです。
FXで勝つには、ちゃんと根拠のあるシナリオを立てて取引しなければ勝てません。
今回は初心者向けにFXデイトレードの手法をわかりやすく説明します。
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軍資金（証拠金）はどれぐらい必要か？
FX会社にもよりますが1万通貨単位で米ドル／円を
デイトレードで取引する場合、以下の証拠金が必要です。
| 取引単位 | 取引通貨 | 証拠金 |
|---|---|---|
| 1万通貨単位 | 米ドル／円 | 44,000円(※1ドル=110円の場合) |
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一度に最大2～3Lotぐらいのポジションを持ちたいので
軍資金20万円ぐらいは用意したいですね。
（…但し、ポジションを翌日に持ち越す場合、微妙ですが。）
FXのトレードのスタイルについて
今回はデイトレードの手法を紹介しますが、他のトレード手法も簡単に解説します。
スキャルピング
数秒で1pips-3pips(100円～300円)の利幅が狙え効率の良い取引に思われますが
画面にずっとかじりつく集中力と体力が必要です。
1日に何十回もトレードを繰り返すので疲れて判断が鈍ってきたところ
「コツコツドカン」の言葉どおりコツコツ貯めてきたものを
1回のミスで吹っ飛ばすこともあり割に合わずおすすめできません。
スイング
1回のトレードで500pips以上(50,000円～)の大きな利益を狙えますし、
スワップ益(為替差益)で稼ぐことも可能です！
毎日忙しい方でも落ち着いて取引できるのが魅力です。
反面、ポジションを長期で持つ必要があるため
ちょっとやそっとじゃビクともしない証拠金余力が必要です。
あまり資金に余裕のない初心者にはおすすめできません。
デイトレード
キチンとロスカットできれば大損する心配もありません！
本業の傍らにできてポジションを翌日に持ち越さず、その日で手仕舞いできるトレード手法です。(副業にもっとも向いてるのではないでしょうか)
今回はタイトル通りデイトレードの手法を解説します。
デイトレードの大きな流れ
デイトレードで取引する段取りをざっくりと並べてみました。
- トレンドを確認
- シナリオを練る
- エントリーする
- 手仕舞い（利食い(orロスカット)）
例えば人にモノを売ったりする時もどこから安く仕入れて、誰に高く売ると利益が出るのか販売計画を立てますよね。結局のところFXも物販も全ては同じです。
エントリーする前にトレンドを確認する！
FXのデイトレード取引するときは、基本トレンドの向く方向に取引しましょう。
これは多くの投資家やFXの本を書いている人たちが、ほぼ口をそろえて言ってるはずです。
まったくそれと一緒で「長いものには巻かれろ」です！
チャートをご覧ください。
この場合、右肩上がりなので「上昇トレンド」といえます。
この場合は、右肩下がりの「下降トレンド」ですね！
では、もう少し掘り下げて「トレンド」について説明します。
FX相場はトレンドの方向に従って動きます。
- 上昇トレンドは株価が上がるので買い優勢。
- 下降トレンドは株価が下がるので売り優勢。
- トレンドレス（レンジ）は方向感がない状態。
FXなどデリバティブ取引（差金決済取引）の基本は
下降トレンドであれば新規売⇒決済買
トレンドを判断するにはテクニカル指標を用いたり
いろんな手法がありますが、私はシンプルな方法でトレンドを判断します。
✅移動平均線が株価の下にあり上向きに推移
このような場合、上昇トレンドと判断して「Ask(アスク)・新規買」からエントリーします。
✅移動平均線が株価の上にあり下向きに推移
このような場合、下降トレンドと判断して「Bid(ビッド)・新規売」からエントリーします。
基本は様子見ですが、この場合のデイトレード手法も後半に載せています。
あと一つ、お伝えするのを忘れてました。
デイトレードでは主に次の時間足のトレンドに従い取引します。
但し、「木を見て森をみず」にならないように
日足など大きな足のトレンドも事前に確認して相場全体の流れを把握しましょう。
注意ポイント
これを見誤って下降トレンドで新規売り（つまり逆張り）してしまうと、本来の日足のトレンド方向に動くと損をしてしまいます。
FX取引において重要な線（ライン）の話
相場は時間で動き、その時々の価格が上下して
そこから線（ライン）が生まれます。
この線（ライン）は世界中のFXトレーダーから意識され
線をもとに売買が行われ今後の相場が作られていきます。
抵抗線と支持線
次の図をご覧ください。
仮に相場が上昇トレンドで動いている場合、
上昇と押し目（小休止・調整ともいう）を繰り返し「N」の字のようなジグザグで株価が描かれます。
さらに価格を上げようとするところで抵抗線（反対からの強い売り）があり、
それを抜けることで新たな価格のステージに移ることができます。
今まで上げるため障害になっていた抵抗線（レジスタンスライン）がサポートライン（支持線）に変わります。
さらにそこから上昇を阻む新たな抵抗線（レジスタンスライン）が生まれます。
FXデイトレード 抵抗線（レジスタンスライン）
トレーダーはここを現在の高値付近と意識して取引します。
この抵抗線を突き破って上昇することで、新たな抵抗線ができ、いままでの抵抗線が支持線に変わります。
FXデイトレード 支持線（サポートライン）
支持線は現在相場の下値を示し、トレーダーはいわゆる「現時点の底」として意識され
新規売りの利食い・ロスカット（損切り）のポイントとしても使われます。
トレンドライン
右肩上がりの上昇トレンドの場合、高値更新したローソクどうしを
斜めの直線でうまく引けるとそれが「トレンドライン」になります。
図をご覧ください。
※但し❌印の位置は1回目でまだ上昇トレンドと判断できないので押し目買いしません。
世界中のトレーダーも同じラインを意識して取引するのでトレンドライン付近で株価が予想する動きをするはずです！
FXデイトレードでエントリーする手法
相場は3つの状態があります。
FXのデイトレードは今現在のトレンドによってエントリーの手法がそれぞれあります。
とにかくラインを意識しますね！
上昇トレンドの場合、「押し目買い」
相場の上昇が一時落ち着いて調整となり値が下がったところを
「新規買い（ロング）」でエントリーすることから「押し目買い」といいます。
次の図をご覧ください。
新しくサポートライン（支持線）となったAの位置（…より少し上）で押し目買いをします。
エントリーに成功すると同時にBのサポートライン（支持線）に逆指値のロスカット決済を置きます。
利大損小(リスクリワード)言って「少ない損を覚悟してなるべく大きな利益を得る」ということを常に意識します。
下降トレンドの場合、「戻り売り」
相場の下落が一旦落ち着いて調整となり値を戻したところを
「新規売り（ショート）」でエントリーすることから「戻り売り」といいます。
次の図をご覧ください。
記事執筆中にちょうど「下降トレンドライン」が出現しました。
Aの戻り売り地点まで値を戻したところを戻り売り（ショート）します。
トレンドラインに当たったとたん勢いよく下落し、
そこをBの抵抗線あたりで利食い決済します。
これを繰り返します。
逃がさないように経済ニュースは常にアラート設定しましょう。
トレンドレス（レンジ）でのFXデイトレード手法
相場が動いているときはトレンドの方向で売買をしますが、
トレンドレスの場合、相場が方向を失っている状態なので
こんな時は取引せずに「時を待つ」のが一般的です。
…が、、相場の大部分を占める7割はトレンドレス（レンジ）相場といわれ、
この状態でも幅は低いpips(ピップス)なら稼ぐことができるのがデイトレードの醍醐味です。
次の図をご覧ください。
ドル／円15分足のチャートです。
この日はトレンドレスといえども、15分足の移動平均線(EMA)は下向き。
やや「下降トレンド」とみなしショートからエントリーします。
レジスタンスライン（抵抗線）とサポートライン（支持線）を意識して複数Lotで売買を繰り返すことで利益を得ます。
レンジ内は前日から引き継いだ、抵抗線・支持線など一定の定まりがあることから
エントリー・利食い・ロスカットの価格帯がある程度、明確で
相場が急激に乱降下することもなく実は、初心者でも取引しやすい環境だったりします。
FXデイトレードのロスカットについて
抵抗線・支持線・心理的な価格(102.000などゼロが多い)を考慮して
ロスカット決済を設定する必要がある。（数pips分ずらすなど）
仮に予想したロスカット決済値が水平線の射程範囲にあれば
簡単に損切決済されてしまうので注意！
決済値を数pips下げるなど工夫してロスカット決済を防ぐ細かな仕事も必要です。
FXデイトレードにおすすめの本
Webで調べたにわか知識でFXは勝てるほど甘い世界ではありません。
やはりお金を払ってでも、たくさんの本を買って読み多くの知識を付けます。
（後で必ず戻ってきますから）
ベストセラーになること間違いなし！
シンプルな15分足のデイトレード手法を学べ、あなたの思考を根こそぎ変える一冊です。
日経225先物や仮想通貨など他のデリバティブ取引にも応用できます！
まとめ
いかかがでしたでしょうか？
FXでデイトレードする場合の観点をおさらいします。
⇒シナリオにそっていればロスカットも躊躇なく行えます。
利大損小の比率は利益「2」以上に対して損は「1」（2≧:1）を念頭におくとあなたの口座残高は増えていきます。
このような方は、相場に飲み込まれているだけです。
相場にはそういう魔力があります。
対処方法は、多くの本を読んで知識を付ける。
有名なトレーダーが開くセミナーに参加するのもいいかもしれません。
また、デモ環境などで練習を積み、相場のメカニズムを知ることです。
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