日経225先物ミニの5円抜き(10円抜きとも)の手法について
ある程度、成功確率が上がるように突き詰めてみました。
この記事はつぎのような方におすすめです。
- そもそも5円抜きってなんだ?
- 貴殿の5円抜きの手法を拝見しましょう。。
- 5円抜き極めてあんたバカ?
「5円抜き」は、日経225先物トレーダーの中でも
しばしば賛否両論になる「せこい」トレード手法なんです。
この5円抜きをある程度の確率で成功に導くべく方法と
結果をまとめてみました!
これから日経225先物やFXなど株取引を始める方にもおすすめです。
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日経225先物ミニ 5円抜きとは?
日経225先物ミニの取引は5円刻みで行われます。
(日経225先物ラージは10円刻み)
次のように買った株価より
5円高く決済すると「5円抜き」の成立です。
日経225先物ミニ 売買例:
500円の利益になります。(※1)
+10円だと1,000円の利益で「10円抜き」の成立。
取引手数料は証券会社によって異なります。
「なんだ簡単じゃん」と思われるかもしれませんが、
予想が外れて株価が逆の方向に動いた場合は
悲惨なことになります。
-20円、-30円でも2,000~3,000円の損失になり
ロスカット(損切り)せずそのまま放置すると
万単位の損失、やがて追証となります。
このように何も考えず単純に売買を行うと
勝率は五分五分(フィフティーフィフティー)
これでは「投資」ではなく「ギャンブル」になってしまいます。
そこで、株価の値動きやチャートを確認し、予想することで
ある程度確率を上げることができます。
まず買いか、売りか?トレンドに従う
日経225先物ミニ 株価はトレンドの方向に従って動きます。
- 上昇トレンドは株価が上がるので買い優勢。
- 下降トレンドは株価が下がるので売り優勢。
- トレンドレス(レンジ)は方向感がない状態。
FXや日経225先物など差金決済取引の基本は
下降トレンドであれば新規売⇒決済買
トレンドを判断するにはテクニカル指標を用いたり
いろんな方法がありますが、私は単純明解な方法でトレンドを判断します。
①直近の株価の高値・安値でトレンドを判断
直近の株価、例えば日足が高値切り上げ・安値切り上げなら
今の株価において本日は、上昇トレンドといえます。
直近の株価、例えば日足が高値切り下げ・安値切り下げなら
今の株価において本日は、下降トレンドといえます。
②移動平均線でトレンドを判断
例えば5日移動平均値は5日分の平均価格を線でつないだもの。
移動平均線が株価の下にあり上向きに推移していたら上昇トレンド
移動平均線が株価の上にあり下向きに推移していたら下降トレンド
③総合的にトレンドを判断
✅②移動平均線が株価の下にあり上向きに推移
このような場合、上昇トレンドと判断して「買いを選択」
✅②移動平均線が株価の上にあり下向きに推移
このような場合、下降トレンドと判断して「売りを選択」
次に現在の指示線・抵抗線を確認
抵抗線と指示線の説明です。
今回は割とここが「キー」となります。
日経225先物ミニ 「抵抗線」の説明
トレーダー達はここを現在の高値付近と意識してトレードします。
この抵抗線を突き破って上昇することで、新たな抵抗線ができ、いままでの抵抗線が指示線に変わったりします。
日経225先物ミニ 「指示線」の説明
指示線は現在相場の下値を示し、トレーダー達にいわゆる「底」として意識され
カラ売りの利食い・ロスカット(損切り)のポイントとしても使われます。
この日は2020年11月3日のアメリカ大統領選挙を前に
株価の動きがハッキリしなく高値と安値の幅も狭いですね。
通常の日経225先物相場はもっと乱降下が激しいです。
高値については抵抗線が23,580円と前日よりこう着状態。
安値について日中は23,450円まで下がり、指示線①のライン。
日中終了直前は23,490円と
指示線②の位置まで底上げしているのがわかります。
いざ!日経225先物ミニ 5円抜きの戦場探し!
高値に上がろうとする勢力と
それを防ぐ勢力が壮絶な戦いをする場面です。
買い勢・売り勢とも双方勢力が同じなので均等の競り合いが続きます。
いわゆる前線(上で学習した抵抗線)です。
長時間にわたって足が横に並ぶので株価が
上にも逃げず、下にも逃げず「5円抜き」には打ってつけです。
この前線(抵抗線付近)でどさくさに紛れて敵の首を10つぐらい取るのが
5円抜き、10円抜きと言われる卑怯な手法です。
戦に卑怯もクソもなくこれは相場も同じです。
ここで5円抜きの鬼売買を繰り返します。
いずれ高値か安値かの勢力どちらかが勝利して均等が破られます。
そうなったら一目散に逃げましょう。
買いか、売りか、株価は勝利した勢力のほうに一気に動きます。
その時、自分の持ってる建玉が有利な方で勝利したらいいのですが、
逆に負けたら大損します。
なので、ポジションはあらかじめトレンドの向いてる方向で建てます。
予想より逆の方向に動き始めた場合、15~20円ぐらい含み損が出始めたら
躊躇なくロスカットしてください。
そのまま放置しておくと5円抜きどころか万単位の損害になる場合もあります。
トレンドの向いている勢力が有利なので勝率もあがるというわけです。
まとめ
日経225先物ミニの5円抜き(10円抜き)の勝率を上げるには
- 相場のトレンドの向きでポジションを持つ。
(上昇トレンドなら買い・下降トレンドなら売り) - 5円抜きする場面は競り合っている場所「抵抗線」「指示線」付近で行う
チャートをガン見する時間があれば
それよりも記事書いたり、投資の本を読んで勉強するほうがマシ!
人それぞれトレード方法があり「5円抜き」を否定するつもりはありませんが、
うーん、行き当たりばったりのトレードよりも、
あらかじめチャートから作戦を立てて
その通りに利ざやを取りに行ったほうが堅く儲かります。
やることは単純です
上がれば「買い」
下がっていれば「売り」です。
日経225先物の基本的な取引の定石(セオリー)をマスターして、もっと効率的に稼いでみませんか?
以下の記事では、日経225先物の取引手法を初心者にも分かりやすく、
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